男性の排尿と前立腺

他人ごとじゃない?!前立腺肥大症

「前立腺肥大症」をほうっておくと…

前立腺の肥大は、年齢とともに大きくなり続ける傾向があります。そのため、前立腺肥大症をほうっておくと、症状が軽くなるどころか、徐々に悪くなっていきます。最悪の場合、「合併症」としてさらに重い疾患があらわれる場合もあります。
症状が気になり始めたら、早めに治療を開始することが大切です。

前立腺肥大症は“進行性の疾患”

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前立腺肥大症は“進行性の疾患”のひとつとされています1),2),3)
治療せずに放置していても治る疾患ではありません。それどころか、ほうっておくことで前立腺は徐々に大きくなり続け、それにともなって症状が悪化することが予測されます。

我慢して治療を受けずにいると、早くから治療を受けた場合に比べ、症状が悪くなったり、合併症を発症したりする率が高くなります。
症状を改善してより良い排尿を取り戻すためには、症状が軽い早期のうちに専門医(=泌尿器科)を受診することが大切です。

尿が出にくい、尿が出きらない、尿が十分にためられない、尿が出なくなる

前立腺肥大症の合併症

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肥大が進み、尿道を狭くする力が強まると、ますます排尿が困難になることで、排尿障害とともに様々な症状が現れるようになります。

尿閉1),4)

排尿がほとんどできなくなった状態です。膀胱が尿で満杯になり、強い尿意があっても排尿できない、非常につらい状態になります。尿を出すためには尿道から膀胱まで細い管を通し、膀胱内の尿を排出させる、「導尿(どうにょう)」が必要になります。

尿閉

尿路感染/膀胱結石/膀胱機能低下1),4)

膀胱に尿がたまっている時間が通常より長くなることで現れる症状です。
尿のなかで細菌は繁殖しやすく、尿がたまった状態では尿路感染が起こりやすくなります。
また、尿の成分が石のように固まる「結石」も起こりやすくなります。
膀胱が常に広がった状態が続き、膀胱が尿を出すために縮もうとする力も弱くなって、ますます症状が悪化する場合があります。

腎機能低下1),4)

尿が出にくくなって膀胱が満杯の状態が続くと、尿を作っている腎臓にも負荷がかかり、腎機能の低下を引き起こす場合があります。

そのほかにもさまざまな症状が現れますので、排尿のトラブルを自覚した場合は、早めに専門の医院(泌尿器科)を受診することをお勧めします。

  1. 1) 日本泌尿器科学会編. 前立腺肥大症診療ガイドライン. リッチヒルメディカル, 2011.
  2. 2) 聖路加国際病院(監修). ゼロからわかる前立腺肥大症・前立腺がん. 世界文化社, 2013.
  3. 3) 市川智彦(監修). これで安心!前立腺がん・前立腺肥大症. 高橋書店, 2014.
  4. 4) 2) 日本排尿機能学会編. 男性下部尿路症状診療ガイドライン. ブラックウェルパブリッシング, 2008.

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