排尿障害のよりよい改善に向けて

第1回 カメラ(風景写真)

カメラを手に外に出よう!
あなたの家のすぐ近くでも、新しい発見に出合えます。


風景写真をうまく撮るポイント

―― プロの立場から風景写真をうまく撮るポイントを教えていただきたいのですが?

宍戸 風景写真でもっとも大切なことは「フレーミング」です。自然は目の前に広大に広がっていますが、その全部を撮ることはできません。自身で見て感動した部分がどこか。カメラを構え、そこを切り取る。景色に自分自身の目で額縁をはめる行為がフレーミングです。

―― 自分の感動したものが何か、自分に問いかけるということですね。

宍戸 そうです。その上で、技術的に大事なことを挙げるとすれば、「自分の意志で写真を積極的にコントロールしていく」ことですね。

―― 写真をコントロールする? どういうことですか?

宍戸 どんな写真を美しい、良い写真と感じるでしょうか。例えば、遠くの山を撮った風景写真では、画面の隅から隅までピシーッと焦点が合っているのがいいですね。また、手前に花があって遠景がある写真では、手前の花に焦点が合っていて後ろの景色がふ~っとボケている、手前の花が浮き上がって見えるような写真がいいと感じますよね。こうした写真を撮るためには、写真をコントロールできるようにならないとダメです。写真をコントロールできるようになると、写真のおもしろさがわかってきます。写真の楽しさがグッと広がってきます。

―― 写真をコントロールするには、何が大切ですか?

宍戸 それには、「絞り」と「シャッタースピード」、そして「感度」について理解することです。こうしたことを理解しないで写真を撮っている方が多くいて、カメラのフルオートにお任せでシャッターを切っています。自分で「絞り」や「シャッタースピード」を操作するのは難しく感じるようです。確かに最初は難しいと思うかもしれませんが、そこがわかるようになると、写真を撮るおもしろさがグッと違ってきます。

―― どうやって始めればいいですか?

宍戸 最近のカメラにはシーンモードというのが付いています。夜景や風景などシーンに合わせて「絞り」「シャッタースピード」「感度」をコントロールしてくれます。まずはそのシーンモードから始めてもいいですね。そうして慣れてきたら、今度はマニュアルで操作してみましょう。

―― どうすればいいですか?

宍戸 私の場合は、「絞り」を決めます。「絞り」を絞る(絞りの数字を大きくする)ほどピントが合っている周りもピントが合うようになり、「絞り」を開く(絞りの数字を小さくする)とピントが合っている範囲は狭くなります。先ほどの例では、画面全体にピントが合っている写真を撮るには「絞り」を絞り、それに合わせて、画面の明るさを調整するために「シャッタースピード」を選びます。手前の花が画面から浮き上がっているような写真では「絞り」を開き、それに合わせて「シャッタースピード」を調整します。さらに夜景などを撮るには「感度」も選ぶ必要があります。今のデジタルカメラは感度がいいので、フィルムで撮れなかった写真が撮れます。いろいろ試してみてください。

全体にピントがあった写真
全体にピントがあった写真

手前にピントがあった写真
手前にピントがあった写真

「絞り」「シャッタースピード」「感度」について

「絞り」とは……レンズを通って撮像素子(光を電気信号として蓄える素子)やフィルムに写る像の明るさのことです。絞りはF1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32のように表わされます。数字が大きいほど、光の量が少なくなります。

「シャッタースピード」とは……シャッターが開いている時間のことです。シャッタースピードを速くすると、レンズを通った光が撮像素子やフィルムに当たる時間が短くなります。

「絞り」「シャッタースピード」の関係……「絞り」によって、画面上でピントが合う範囲を決め、それに合わせて「シャッタースピード」を調整することで、画面の明るさを決めます。数値を大きくして「絞り」を絞った場合、像が暗くなりますから、「シャッタースピード」を長くして明るさを得る必要があります。逆に数値を小さくして「絞り」を開けると、像が明るくなりますので、「シャッタースピード」は短くても明るさは得られます。

 「感度」について……ISO感度と呼ばれ、カメラやフィルムが光をとらえる能力のことです。ISO100、200、400、800、1600、3200のように表されます。数字が大きいほど、光をとらえる能力が高まります。夜景など暗いシーンで撮影するときはISO感度を上げて、より多くの光を得る必要があります。

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